2005年01月08日(土) |
ソウルでソウルに触れたかな? |
今年の剛君は、新年早々、韓国に行くことが出来て、 幸先のいいスタートになりましたね。 韓日文化交流に関する講演を聴いたり、 なんとかさんという人にインタビューしたりする予定とか。 その他の楽しいおみやげも『チョナンカン』で楽しみにしています。 『海峡を渡ったバイオリン』で、韓国人を演じた感想を聞かれた剛君。 「自分なりに韓国人のソウル、首都じゃないですよ」と笑わせ、 「魂のようなものを出そうとしました」と答えていましたね。 『海峡〜』は、いい作品でした。 飽きずに繰り返し観ています。 ミスで、途中に別なものをちょこっと入れてしまったのが残念です。 私が好きなのは前半の少年時代。 朝鮮の美しい田園風景の中に日本の植民地支配を対比させ、 バイオリンの美しい音色が心に染みてきます。 召集令状を受けた相川先生が、 川原で陳少年にワーズワースの詩を聴かせるところは圧巻でした。 戦争のおろかさ、植民地支配の非道、 支配する国と支配される国とは無関係に触れ合った人間の心。 ながれるバイオリンの音があの時代の悲しさを重ねました。 そういった時代背景の中、 陳少年は十四歳で一人で日本に旅立っていったんですね。 少年時代をじっくりと描いたことが、 のちの陳さんの人生をより鮮明に描き出していて、 理解できるところが大きかったように思います。 陳少年を演じた2人の少年がとてもよかった。
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