2005年10月13日(木) |
『バクダット・カフェ』 |
ある方の日記を読んでいると、 『バクダット・カフェ』という映画のことを書いていました。 簡単に書いてあるストーリーを読んで私は驚いた。 砂漠の中にあるさびれたモーテル『バクダッド・カフェ』 生活に疲れきったモーテルの女主人。 日夜遊びに明け暮れる娘。 売れない画家。 ピアノの弾けないピアニスト。 うだつのあがらない人々が集う場所。 そこへドイツ人の女性がやって来て、徐々に周りを変えていくという内容です。
登場人物の形は違いますが、 剛君主演の映画、『ホテルビーナス』と酷似しているじゃありませんか。 私は早速レンタル屋さんでビデオを借りてきました。 観始めるとき、心臓がドキドキします。
砂漠の中にはガソリンスタンド、モーテル、 そしてモーテルと別棟になった『バクダット・カフェ』があります。 平屋の粗末な建物に掲げてある『BAGDAT CAFE』という看板は、 『VENUS CAFE』の看板を思わせます。 物語は、トランクを引きずってやってきた恰幅のいい中年女性が、 モーテルに泊まるところから始まります。 女性はドイツ人のジャスミン。 仕事に追われ、いつもヒステリックな女主人ブレンダ。 『バクダット・カフェ』に集う人たちのさまざまな人間模様。 ジャスミンの出現によって変わっていく人たち。 心に傷を負っていたジャスミンも、徐々に変わっていくというストーリーです。
砂漠の中の夕焼けが美しく、 ブーメランを飛ばす若者のブーメランも、ストーリーに意味を持たせていた。 ベルリンの壁が崩壊する前の西ドイツの作品です。
観終わって、シチュエーションが『ホテルビーナス』と類似していると思った。 でも、描き方は違っている。
私は『ホテルビーナス』の、チョナンの神秘的な魅力に強く惹かれているのです。
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