歩んできた道。 |
私の高校はそれなりの進学校だった。 小学校から、この高校に入るのが夢だったから。 でも、高校に入った途端、その後の目標を失ってしまった。
その辺で音楽に出会ってHP見たさにパソコンを買った。 最初のうちは独学だった。 まだネットも普及し始めた頃でネットをすると電話が不通になっていた。
そのうち進路を考えねばいけない時期になった。 パソコンが出来るようになりたいと考えた私は情報系に進みたかった。 が、丁度はやり始めた所だったので、どの大学も情報系学科だけが高倍率。
丁度その頃、父親が還暦で退職した。 年老いた親に働いてもらってまで、大学4年間通わせてもらうわけにはいかないし、 そこまでして大学に行く意味を感じなかった。 私立などもってのほか。そんなお金はない。
親は大学にいってもらいたかったようだが、私は専門学校に進学した。 早く仕事について、自分の生活費くらい稼ぎたかったから。 2年だから、学資保険?満了のお金でどうにか学費は払えた。
専門を卒業し、社会人になった。 名古屋で1年間。ほとんど仕事をした記憶がないが。 途中一ヶ月ほど一宮に飛ばされた。通勤時間片道1時半以上かけて。 仕事場を出るのは10時半。家につくと日付が変わる生活だった。 1年すると、一方的に契約をきられ、仕事もなさそうだし 地元をいきなり出るわけにはいかないので、自分からやめた。
1年家でぼぉっと過ごす。 職安に行きながらも、やりたい仕事は見つからない。 自分にあった仕事はなんだろう?と、もがく日々。 生活費は1年間貯めた貯金から。
貯金もそこをつき始めた頃、専門時代の先生に声をかけられ、 某NPO法人で働き始める。 障害を持った人向けのパソコン教室のアシスタント。 自分より体が大きい人の車椅子の上げ下ろしの日々で二の腕が筋肉質に。
その後某有限会社+某株式会社のコラボに関わる。 月9万円という固定給料。 納期に終われ、夜中の3時まで作業。寝る以外ネットを繋げば作業という日々。 しかし、その作業も今となっては無駄となった。
そして今にいたる。9月までの派遣さんの予定だったが 期間契約社員になるそうだ。 今の仕事は数学、パズルみたいで一日中頭がフル回転。
それなりの社会の波にあおられ、それなりの楽しい人生だ。 最近はニートといって、学校に通うわけでもなく、職につくわけでも 就職活動をするわけでもない人が増えているという。
私は固定職についているわけでもなく、ふらふら4年間してきたから なんとも言えないけれど。もっと大人から見れば若造め。って思われるかもしれないけれど。
それなりにもがき苦しんできた。
社会という荒波に。
今の会社は最終退出者は時間と名前を書く仕組みになってるんだけど、 毎日23時近いです。 私のチームの人たちも9時過ぎが当たり前の一ヶ月だったようです。 私は来月からどうなるんでしょうか。
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2005年06月16日(木)
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