テレビザッキ
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メモ
予定がずれてM-1をリアルタイムで見られたので(嬉しい)、感想だけ書いときます。
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出場は千鳥、タカアンドトシ、東京ダイナマイト、トータルテンボス、南海キャンディーズ、POISON GIRL BAND、笑い飯、アンタッチャブル、麒麟(出演順)。
全体的に去年よりレベルが低い感じは少しした。去年は殆どのコンビでよく笑った記憶があるんだけど今年はそこまでじゃなかった。個人的に好きだったコンビは千鳥、南海キャンディーズ、アンタッチャブル、麒麟。千鳥、またもトップバッター。去年の「さっちゃん」に続き今年は「中世ヨーロッパネタ」。そして玉砕。ことごとく炸裂するデジャヴっぷりがオモロいなー。南海は見事にハマったという感じ。
麒麟、敗者復活おめでとう!決勝でのネタの方も、50組以上の中から勝ちあがったという自信とその時点で「1番になった恍惚感」も手伝ってか、敗者復活組はやっぱり勢いがあると思った。楽しそうに漫才をしてるのもいいな。癒しネタ改良版。この間見て面白いと思ったネタなので高得点も納得。3位に入り、最終決戦進出。審査員の中田カウスが言ってた「去年で終わってるかと思ったけど、よく頑張った」、確かに。
笑い飯、個人的にあまり好きじゃないネタだったので残念だった。彼らの荒々しさもグダグダさもどちらも出ていない、テクニックを感じさせるネタでなんか笑い飯の面白みをあまり感じることができない。ちょうど2年くらい前に初めて彼らを見た時とにかくビックリして、「アホや!」って思いながら散々笑わせられた。土器発掘ネタとか歴史民族博物館とかゲートボールとか。でも彼らの粗く荒いボケの応酬を見ながら「場数を踏んでテクニックがついてきたらどう変わるのか、楽しみなような不安なような」と思っていた。今回のM-1での彼らを見てそのことを少し思い出した。彼らにはずっとアホでいてほしい。賢いアホで。
最終決戦、見終わった時に感じた通り優勝はアンタッチャブル。10年というキャリアもあるし、既に全国区で活躍してて踏んでる場数が違うということを差し引いてもやっぱり面白かったので納得の優勝。彼らの漫才は見る人を選ばない印象がある。お笑いが好きな人も普通な人も、若い人もおじさんおばさんも楽しめそうというか。そういう度量の広さは素晴らしいと思う。普通出来ることじゃない、とお笑いに興味のない友人が今回のアンタッチャブルの漫才を見て大笑いしてるのを見て思った。
審査員。この番組での紳助は「自分のお笑いものさしは松本と同じだと世間に思わせること」を最優先事項にしてた感が強くて「なんだそれ」って思ってたけど、キーボーが的外れ&ワケわからんコメントの連発で困ったちゃんぶりを発揮しまくってたことを考えると審査委員長はやっぱり紳助が妥当なのかもと思った。あと、司会の今田耕司は今年も良かったと思う。進行でいっぱいいっぱいになってしまわず、若手芸人への配慮とかフォローを忘れないあたりは素敵だと思った。
麒麟田村くんが最終決戦の後にコメントを求められて答えた「漫才がこんなに楽しいものと思わなかった」という言葉や、最終決戦の前に舞台裏の勝者席で待つ南海山里さんが放った言葉がまたウケて、キム兄に「またハマりましたよ」と言われて彼が言った「…うわぁ、嬉しい」という単純すぎる喜びの言葉、あと決勝を控えた時にアンタッチャブル柴田さんが言っていた「審査員の得点がゼロでもいいです。お客さんにウケたらそれで」という言葉。凄くいいなぁと思う。人を笑わせることの難しさと、それが思うように出来た時の嬉しさみたいなのがこれらの単純な言葉の中に見えて。そして、「この仕事を好きでやってる」という大げさに言うと誇りみたいなのも見えて、芸人てかっこいいなぁとしみじみ思った。
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ちょっと感想書いておこうと思ったら長すぎた。
チズ
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