ここのところとても寒いので調子が良いしろい満月が夜のくもを銀色に縁取っているあたりなど心地好い聴こえるはずの無い遠い汽笛を聴いたりもするあの日みなとに飛んでいった風船を追いかけているのはわたしなのかもしれない 少女のように切りそろえた髪を揺らしてあのとき決めたのだから そのようにしようと思う大丈夫 知らぬ間につよくなるから あなたの予言したとおり