綿霧岩
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2006年03月07日(火) 公共の場

音声ガイドの取扱い方を客に説明するバイトをしている。
それにしても、有閑マダム&元企業戦士たちの話の聞けなさっぷりはすごい。
人の話が聞けない、というのは私にとってみたら致命的な、人としての欠陥だと思うのだがどうだろう。
彼らにしてみれば、この歳になって、こんな小娘(実際のところは娘とも言いがたい年齢なのだが)に何かを教えてもらう、ということが我慢ならない、のかもしれない。
また彼女らにしてみれば、とにかく自分の目に入ったものから、周りの人も巻き込んで確認しながら処理していかないと自分が崩壊してしまう、のかもしれない。
子供じゃないんだから、いや、昨今、子供の方がよっぽど話をよく聞いて理解している。子供たちに説明するとき、私は同じ人間として扱われている、と感じる。
人の話を聞かない、という行為は相手の人格を無視することだ。
人生50年も60年も、それ以上も生きた人々に、日々学ばせて頂くこの頃である。


カタギリミワコ |MAIL