綿霧岩
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2006年07月28日(金) なつやすみ

もう、言うまでもなく暑いのだった。気がつけば小学生たちは夏休みに入っておるわけで、どうも最近昼間っから駅や電車の中で子供をたくさん見かけるはずであった。昼間暑いのは暑いで、まだそれは百歩譲れても、私が嫌なのは、夜になっても気温が下がらないってことで、そんなコンクリートジャングルの片隅のアパートにもかかわらずクーラーが無い私の部屋は、ほんとにどうかしていると我ながら思うのであった。
人はどこまでの暑さに耐えて生活できるのか、という実験をしているわけではもちろん無いが、ふと、私はそんな実験でもしているのだろうかと思わない時がないでもない。
さてそんな熱中症には気をつけろ!との助言を自分にかけてやりたい私であるが、これでもこの頃健康に気を使っており、玄米を食べている。玄米は良い、気がするこの頃。
それはともかく、キャベツをどうしようかねえ、と今日は考えたあと、きゅうりと一緒に浅漬けにしよう、と決めて、切ってビニール袋の中に塩と昆布だしの素と一緒に入れて揉んでいたら、子供の頃に見たカブト虫などの餌を思い出し、四つ下の弟が夏休み、朝の三時に起きて父と山へクワガタ取りに行くというのについて行ったことを思い出した。私はクワガタがそれほど欲しいわけでもなかったが、午前三時起床、というイベントに興奮して結局一睡もできなかった。
あの、夏のまだ暗い早朝の山の、しんとして、冷たくて、どきどきした感じを今でもよく覚えている。


カタギリミワコ |MAIL