綿霧岩
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大きな木々の、葉っぱのもこもこ茂っているのが、人の肺の肺胞に見える。 それが風でぶわあと揺れると、呼吸を内部から見ている気持ちになった。 だれかの体の中に我々はいるのではないかという気がしてくる。
ふとよぎった絵本の、火山の噴火口の絵が、肛門に見える。 ということは、そこから立ちのぼる煙はおならだろうか、そうだ、実際においも同じにおいがするじゃないか!と私は私の中だけで盛り上がり、見た目はなんでもないふりをして道を歩いた。
この誰かの体はいったいどんな形なのだろう。
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