綿霧岩
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雨は嫌いではない。と言う人はわりといる、ように思う。 雨は嫌いではない人たちは、何故雨は嫌いではないのか、定かではないが、かくいう私も、雨は嫌いではないのである。 私は何故、雨は嫌いではないのか、雨の日スーパーの出口で、理由のひとつがわかったのである。
雨は誰の上にも降るから、私は好きなのである。 大晦日や元旦と同じことで、いやそれ以上に誰もが、老若男女、知り合いでも知り合いでなくても、今雨が降っているなとあの人もこの人も知っているし体感しているものであるから好きなのである。 ちょっとしたお祭りのように好きなのである。浮かれている場合ではない時も多々あるが。 だから要するに他の天気だって、お天気というのは皆が共有できるからお天気の話はすぐに終ってしまうにも関わらずついついしてしまうのであるが、雨には雨の過ごしにくさがあり、だからこそはっきりと存在感を我々に示すところも憎からず思うのである。
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