コミュニケーション。
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2005年08月10日(水) さよならの代わりにありがとう。




私の父は禿げている。
他人から見れば多分見事に、禿げている。
よく見ないと、少し残っているなんてわからないし、
まさか毎晩シャンプーを欠かさないとは思わないだろう。

私が生まれるずっと前から禿げているので、
私は父の頭をおかしく思ったことはない。
子ども心にからかいたくなったことはあっても、
そう不思議なことでもないし、
なんら特別な事でもない。
シャンプーだって、当たり前だと思ってた。


なんだかそういう、
子どもの頃からの当たり前のことが、
今の自分に影響及ぼしてるって、つくづく思う。


だけどもう子どもじゃないんだから。
悪い影響があるなら、直すぐらいできるはず。



寺島に欠点指摘されて。
欠点じゃなくても、生活習慣の間違いとか、やり方とか。
苛々するのは、寺島に怒ってるわけじゃなくて、
言われた自分が嫌だったり、
その大元は私のせいじゃないって思えて苛々したり。
指摘してくれるのは有り難い。
だって簡単なことじゃないもんね。
だから今泣けてくるのは、また言わせたって思ったり、
そのせいで嫌な思いさせた、って思うから。
欠点の話続きで、
純粋に凹んでる、ってのもあるけど。







いいところも悪いところも受け入れる、それが恋人、ね。
受け入れすぎて疲れてる私をどうにかしてよ。
妥協ばっかりしてる自分が疲れる。
自分の意見はないのかって理性が叫んでる。
ないみたいよ。
短所だらけと言われればそう思う。
長所もあるよねと言われればちょっと救われる。
でも具体的にそれらが何なのか自分じゃわからない。
私って何だろう。
私の一番嫌いな、恋愛至上主義者になってるのかな。
最悪。
最低。
シンデシマエ



















あたしに、前を目指す資格なんてあるんだろうか。
もう手遅れなんじゃないだろうか。
このままじゃ、あたしはずっと自分を好きになれない。
でもならなきゃいけない。
ならなきゃ未来がないのに。
ねぇ先生。まだあたしは大丈夫ですか?
























泣いてばっかりいられないか。
過去はしょうがないから、先で挽回しなきゃ。
挽回して、
こんなしょうもないことで泣かないようにならないと。



自分をやり直さないと。
そのためには、手を、放さないとね。
縛っちゃいけないね。
1人で頑張るよ。
まぁ、今までもそんな感じだったけど(笑)


こんな卑怯な手でごめん。
だけど、顔見たら言えなくなっちゃうから。
抱いてくれてありがと。
分不相応な幸せでした。
あたしにとっては。
あなたに幸せを与えられたか、それはわからないけど。


それだったらいいなと思うんだけど、自信はありません。
ごめんね。



君のために短所をなくす、って言えたら。
あたしはもっと上を目指せるのかもしれません。
でもなくすのにきっと時間がかかるから。
これ以上待たせるのはどうかと思う。



さよならの代わりにありがとう。


テニスで会おうね。




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