コミュニケーション。
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心が暗闇になったので、
とりあえず周りもそれに合わせた。
とりあえず自分の部屋にいって、
とりあえず雨戸を閉めて、
とりあえず、誰にも言えないことをした。
私は夕飯を作らなきゃいけない。
台所仕事もしなきゃいけない。
私がしなきゃ誰もしない。
自分の部屋の掃除もしなきゃならない。
昔のように、ただひきこもってはいられない。
元気にならなきゃいけない。
それは自分のためにも。
だから、最短時間で元に戻れるように。 だから、私の部屋を夜にして。 そして、彼の声を聴いて。 誰かを思い浮かべて。
忘れるか、許すかのどちらかを選ばなければならないけれど。
彼に関する全ての事を憶えていたいと、心が言うから。
許すしかなくて、
現にもう、ほとんど許している。
後は、泣いてる私をフォローするだけ。
本当に、新しい場所へ踏み出す勇気が、必要なのかもしれない。
他の誰にも抱かれたくないなんて、甘えているのかもしれない。
私が考えている通りなのかもしれない、全てが。
もう16時になる。
買い物に行かなくちゃ。
せっかくしたメイクは崩れたけど。
なんとかなる。
食べる事に心が向かなくて、安心した。
私は、変わることに成功しかけている。
変わってからのことは、それから考える。
とりあえず変わることが、今最優先にしなきゃならないこと。
狙い通り、暗闇は私を癒してくれた。
こないだの台風のときに思いついたことだった。
大丈夫だ。
もう涙は出ない。
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