銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2005年02月26日(土) 決められない

今日は職場の先輩の結婚式の二次会だったが、おれの頭の中は、昨日部長から言われた東京の出向の件でいっぱいだった。

いろいろ考えたが、なかなか決まらない。

もちろん、単純に断れるもんならそれが一番いい。

だけど、おれにはそれが出来ない。

断ったからってクビになるわけじゃないし、他にたくさんの人間が断ったからおれのところに話が回ってきたのだから、おれが特別なじられることもない。

だけど、やっぱり単純に決められない。

おれも一人の労働者だ。将来のことはどうなるかわからない。おれには特別なスキルがないし、地元を離れた人間だから、人生の基盤がない。

だから、なるべく強みがほしいという気持ちがある。東京に行ってきた、ということはその強みの一つにはなるだろう。いわゆる「ハクが付く」というやつだ。

それに、人生で東京で暮らせるチャンスは、そう多くはない。
これが人生で最後のチャンスかもしれない。

おれは演劇が好きだから、良質の劇が身近になるという点で、東京は魅力的だ。

でも、もし東京に行くとなったら、周りのすべての環境が変わってしまう。

アパートはどうすればいいだろう?荷物は?みんなと会えなくなるが、おれは忘れられてしまうんじゃないか?そして彼女との関係はどうなる?
それにおれは東京での暮らしに耐えられるだろうか?

頭がわれそうなくらい、多くのことを考えないといけない。

まあ、迷うくらいならやめてしまった方がいいのかもしれない。

心の準備が出来てない奴が、出向したところで何もできないだろう……。





 < 過去  INDEX  未来 >


士郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加