傷つきたくないと 逃げたくないと 強くなりたいと泣く君に
聴かせられるような器用な台詞が見つからなくて
黙り込んで俯いたアタシが
涙を流せば許されるような 簡単な罪じゃ無い
どこか醒めた色を湛えたアタシの頬に 差し延べられる君の手は温かすぎて 愛しすぎた
離れればいつかは アタシは君以外の誰かと 笑う未来があるのだと
微笑みながら告げる 搾り出すような君の声に
また一つ打ち込まれた楔 受け入れるしかない鈍い痛み
どれだけ重ねたか知れない 誰かを傷付けて積み上げた アタシの罪
受け入れる強さを 君に求めて良いですか
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