1人と1匹の日常
2005年01月11日(火)  ママ、どうして?
お店で、幼稚園の年長さんくらいの、小さなお子さんが、「ママ、どうして、犬がお店にいるの?」と、話している声が聞こえた。
「あの犬は、お店に入っていいのよ。お姉さんのお手伝いをする、介助犬というワンちゃんなのよ。」

「お手伝いなら、人に手伝ってもらえばいいのに。」

女の子は、「んー?」と、首を傾げ、不思議そうな顔をして、通り過ぎていった。

その時は、ただ車椅子の横を歩いているだけに見えただろうりんくうだけど。
外でいる介助犬は、いつでもお仕事中だ。
神経をユーザーに集中している。
りんくうといえば、いつも神経を集中しているわけではなく、「今日はお天気がいいなぁ。」「あそこに綺麗なお花が♪」と、しっぽをふりふり♪楽しんでる感じ。

まだりんくうと暮らし始めたばかりの頃、高校生の女の子に、「触ってもいいですか?」と声を掛けられ、「、お仕事中なので、ごめんなさい。」と断ると、「今は何も仕事してないじゃん。」と、去った後ろから聞こえたことがあった。

最近では、「お仕事しているワンちゃんだから、触ってはだめよ。」と、小さなお子さんの手を取り、そっと見守って下さる、お母さん方と出会うことが多く、そのお気持ちに心が温かくなる。

わたしにとって、りんくうは、大切なパートナーだ。
だけど、女の子が言うように、「側にいる人が、手伝える」そんな社会になればいいなぁと、外は寒いけれど、心がホカホカになった。
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