ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2007年09月18日(火)  ©  真 相 。


夕方、泰ちゃんから着信が、あった。
昨日はちゃんと帰れたのか?と。
其の気遣いが嬉しかった、其の時までは。
でも、仕事の始まる直前、ワタシは悪夢の様な宣告をされ、た。
解っていた事、うん、解っていた事だと、自分に言い聞かせた。

今日は店が終わってもお店同士の付き合いで出掛けなくちゃいけなかった。
やりきれないワタシは、昨日も飲めもしないお酒を飲んで
今日も懲りずに飲んで、みた。全部全部夢ならいいのに、と思いながら。

純は『自分が幸せであんたが不幸なら、あたしが不幸であんたが幸せな方がいい。』
とだけ、言った。
付き合いで行ったBARで一酔いして、純の彼氏の居るホストクラブに行った。

ワタシだって、自分だけが幸せならば、自分が不幸でも純が笑ってる方が、いいもの。
彼氏の居る店に行って、あんたが喜ぶなら、嬉しいならそうする、よ。

でも、今日のワタシは辛くて、何かを捨てたくて如何しようも無かった。
仲良さそうにしている純と彼を見ていると、嬉しいけれど泣きたくなる。
見せたくない涙が、零れる。

純の彼氏も良い人で、2人は何も言わないで手を握ってくれた。
ありがとう、ね。
2人の優しさが、辛い。


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此れが現実
此れが、真実。

お金使って、友達と其の彼の仲の良い処を見て
ワタシは何をしてるんだろう。


ワタシ、貴方の口から聞きたかった。
人伝に聞きたくなかったよ。

圭ちゃんが言ったのだから確かな情報なのだと、思う。

でも、ワタシは貴方を信じたかった。
信じていた、かった。

ワタシの目に映る貴方を、信じたかった。
馬鹿だね、今だって何処かでそう思って、る。




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