++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年05月17日(火) 失くした鍵

わたしにも
ココロを開いてココロの中を打ち明けられる
大切な人たち、守りたい愛しい人たちがいる。

そして そう思える存在があることは
やっぱり幸せなことだと思うんだ。

そう思いながら
それでも わたしにはどうしても消えない孤独感がある。



開いて見せているはずの扉の奥の奥に
鍵を失くしてしまった開かずの扉。

閉じ込められているのは ”信じるココロ”

信じては いる。大切な人たち愛しい人たち
心配しないで と そういって側に居てくれる人たち。
信じては いる。
信じたい。何処までも。

けど どれだけ繰り返し言葉を貰っても どこかで
覚悟してなきゃって思いが消えない。

もしも もしも 100%信じ切ってココロを預けて
安心して そうして その後で 去られてしまったら
コワイ コワイ コワイ
ワタシ カクジツニ コワレル。

だから ココロに予防線張る。
去られても失くしても それはシカタナイコトなんだ。
だから 信じすぎちゃイケナイ。求めすぎちゃイケナイ。
言い聞かせる何度も言い聞かせる。
愛し過ぎそうに想い過ぎそうになるココロを戒める。



震えてるトラウマと孤独を抱え込んだ小さなジブンが 
信じるココロと一緒に
開かずの扉の向こうに閉じ込められてる。

鍵は とうの昔に失くしてしまって
ワタシはわたしに閉じ込められたまま。

今日も
もう一枚の
誰にも見えない透明な仮面を被ったわたしが
見える仮面を外して
ほら ダイジョウブだよ って笑ってみせる。



開かずの扉の向こうで
微かな泣き声がするけど 

誰に聴こえるはずもない。



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ゆうなぎ [MAIL]

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