++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年06月07日(火) 月に吼える(密かに)

うう・・薬飲むの確かにかなり遅れてたけど そしたら
何ていうか嫌なナマ汗・・気分悪くなってきて・・
マズイぞ って黄色信号点滅。
急いで もどかしく薬袋あけて錠剤取り出して・・飲む。
へたる様にソファーに倒れこんで。暫く。


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ふぅ・・・・・・・まだちょっとふらふらしてるが大丈夫だ。


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「それでも それくらいの薬飲めば動けるんでしょう?
なら軽い方だよね?
酷い人の薬の量はそんなものじゃないっていうものね。
それこそ全然動けないっていうものね」

それはまったく悪意の欠片もないむしろ好意と励ましで。
そういえば 言われたんだったなぁ・・この前。
こんな時に限ってそんな思い出さなくてもいいことを思い出す。

仮面の笑顔で「はい。おかげさまで」とか そーいうこと
自然にいってる大ウソツキのジブンも一緒に。


違うよって 確かにそういうのはあるのかもしれないけど
どれだけ動けなくても気力で動かなきゃ
どうしようもない現実ってヤツ。アンタ知ってますかい? 
動けなきゃ即親子共倒れ。そうするわけにゃいかんのですよ。

薬の量も症状言えばたぶんそりゃ増やしてくれると思う。
でも それすると今ですら ダルさとか ぼーっと感と闘ってるのに
安定度高くなる代わりに それが酷くなっちゃうんだよ。
それは 困るんだよ。
薬の力は借りる。借りなきゃダメだし それでかなり落ち着いて
いるのも事実。だからこれでいい。
症状の重さとか軽さとかそういうので言えば軽いって言われれば
軽いんだろうし重いって思えば重いんだと思う。

っていうかさ
ヒトの心の痛みとか苦しさとかに軽い重いとか無いんだって。
だってみんなそれぞれの方法で闘ってるんだよ。
たった とか それくらいで とか 簡単に言ってくれるなよ。

その心のその場所に立たなきゃ わかんないんだから さ。
他人(ひと)からみたらほんの小さな棘でも充分致命傷になるんだってコト。



ああ・・・何 不毛な繰り言いってるんだこんな所で。

キモチは落ちたまんま。
サミシサと不安は抱えたまんま。

でも 抱えたまんまでも動くしかないから。
これは なんていうか悲壮感とかそういうものじゃなく
淡々とした課せられた日常。


それでもさ
痛いんですぜ。これでも平気なわけじゃないんですぜ。
それくらいはアピールさせてくだせぇ。
撫でてくれとは言わないから。

てんで意気地なしですから。
痛いとか苦しいとかにメチャメチャ実は
よわっちい小心者ですから。
良くある時代劇の 名も無い(ほんとはあるんだろうけど)
下っ端の臆病者で腰抜かしてひいひい言って
その挙句 すぐ切られて最初の方で姿消しちゃうようなそんな ヤツ。




月に 吼える。
吼える けど
その声のなんと小さいこと。

月に 吼える。
堪らなくなって

吼える
吼える

吼える というには
呟くような声で

密かに

でも
吼える。




吼えたいんだ
吼えたいんだ


吼えたい ん だ よ。









ココニキテアタシヲダイテヨ
ドウシヨウモナクサミシクテタマラナインダ


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ゆうなぎ [MAIL]

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