| 2005年07月31日(日) |
光の射す方へ懸命に手を伸ばした。 |
多分 薬の断薬症状。
っていうか 断薬どころか間隔縮まってたくらいのくせに 一回分飲み忘れた。 っていうか 最近 どうだったっけ?飲んだっけ?飲んでなかった? なんていう惚けたことが多い。大丈夫かジブン。
見事にふらふら。 頭が重いような鈍く痛いような何とも言いがたい不快感。 気分の悪さ 立っていられないような。 それと共に精一杯2階あたりまでは登っていたはずの気持が あるはずのない地下マグマ層あたりまで一気に落ちていく そんな。息 苦しい。泣きそうだ。胸いっぱいに涙が溜まって 息を詰まらせているような。 なのに 泣けなくて。 涙 が 出てこない 声 が 出ないよ。
引っつかむように薬袋開けてもどかしくそれぞれ薬のパッケージから ぷちん して で 水で流し込んだ。
PCついたままで。 仕事メールまだ書いてなくて
そのうえ 実はKに また SOS と わかって っていうのを 遠まわしにミックスしたような 馬鹿なメールをしてしまってて そうしてやっぱり案の定 それを読んだKはとても傷ついてしまっていた。 わかっていたのに。ごめん。 なんで同じような間違いを懲りずに繰り返すんだ>ジブン
違うんだよ。あのね そうじゃなくて Kがあたしの為にしてくれたこと してくれてることは ちゃんとわかってて。 そうじゃなくてそうじゃなくて あたしは ただ。 Kに 辛かったんだね って言って 頭を撫でて欲しかっただけなんだよ。ただ 本当に。
甘えたかった んだ。ごめん。 でもいつも上手く伝わらない。そうしてKを傷つけて泣かせてしまう。 ごめん。 ごめんね。
薬飲んだ後 どうにもふらつきが酷くて起きていられなくなって チビの布団の横に倒れるように。 無意識にチビが足絡めてぎゅうううしてきて。 その温もりになんか安心して 意識がふぅっと遠くなった。
ハッと気がついたのが AM1:30近く。 慌ててPC前に戻る。 Kからケイタイにメール入っていたのにPCから返信した。 違うんだよ。ごめんね ごめんねって。 今 ネットにいる って書いたけど 返事は 無いまま。
ごめんね。
そう書いてたら今 ケイタイの着信が鳴った。 Kからだった。 何もないような普通に心配してくれるメール。 「早く寝なきゃダメだよ。旅行もうすぐでしょう?」 すごいホッとした。良かったって。ただもう良かったって。 しがみつくように。縋りつくように。 失くさないでいられたことに感謝した。
やっぱり失くしたくないもの まだ あるじゃないか。
もういいんだ っていいながら 懸命に手を伸ばしていた。 届くか届かないか じゃなくて 本能のように ただもう。
外でセミの声 今の時間に? そう思っていたら 不意に鳴き止んだ。 時間違いに気がついたのか それとも あれが精一杯に鳴いた 最期の声 だったのか。
時刻はもう3時過ぎ。
光の射す方へ それが ひとすじの細いものでも 戦場の中で立ち尽くし懸命に手を伸ばしていた。
届かなくてもせめて 触れてみたかったんだ
光 に。
--------------------------------------------------------- ゆうなぎ
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