ユメ を みた。
それは哀しいユメだったから抜け出したかったのに うつうつとまたユメに引き込まれて そのじっとり重いユメは絡みつくようにして なかなか わたしを放してくれないのだった。
世界はまるで別なのに 何処かツギハギのように紛れ込んでいるものは セツナク懐かしく わたしはその名前を呼ぼうとするけれど声が出ない。
ナクナッタヒトハキレイナオモイデダケニナッテイクカラ
そんなのは卑怯じゃないか と言ったのは長男だったろうか。 彼がそのひとに似た顔でそんなことをいうと不思議な気持ちになる。 彼の不器用さも脆さもそれでいて頑固な屈折率も わたしにとてもよく似ている。
答えのないものなんて世の中には数え切れないほどある。
捨てることも忘れることもできないものもある。 どれだけ痛んでも疼いても。
見つからないけど見つけ続けたいものの為に 人生ってものは あるのかもしれない。
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ゆうなぎ
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