++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2007年10月30日(火) 誰 も 知 ら な い

「誰も知らない」

そこには入れない
立入禁止

覗いてはいけないよ

いろいろなものを
押し込めてるから
覗こうとしたとたんに

引き込まれてしまう
その先に
何があるのか誰も知らない

戻れなくなることを
覚悟してなら
覗いてみるかい?

叫ぶような
啼くような
あの風の吹く向こうを


ここまでなら 花園

だから
あの場所には
近づいてはいけない

ここからは 立入禁止

忠告を振り切って
覗き込んだのなら

もう戻れない
もう戻さない

誰も知らない

ワタシノ ココロノ ヤミ から


***


わたしはもう随分前から 他人に対して負の感情を あらわにしなくなった。
怒りや不満や苛立ちがあっても出さないか言葉を選びに選ぶし
声を荒げることは まず無い。

子供に対して大声を出すことはあるが これは「叱る」で
「怒る」のとは少し違う。
勿論、(そんな聖人君子じゃないので)怒ることもあるけど 
それでも怒りっぱなしにはしないし、したくないと思ってる。

我が子のことは例外だし、対人でも負の感情を持つことが無い
人達、自然に感情を抑えこまずにやりとりできる人たちも
数少ないがいてくれる。こういうトモダチがいてくれているから
わたしはポンコツながらかろうじて壊れずにこれたのだと思う。


わたしが他人に対して負の感情を出さない理由は簡単で大変利己的だ。
ソレを出せば結局 そこでイザコザが起きる。
喧嘩して本音をぶつけてわかりあえるというのもあるんだろうが
もうわたしにはそんな気力なんて無い。
これでもそのリスクを冒してもわかり合う努力を・・などと
考えていた時もあったが それが繰り返し徒労に終わるたびに
心は疲れ果て一つの結論に行き着いた。

わかってくれるひとだけわかってくれればいいし
こちらが我慢をすることでその場が治まればそれでいい。

とにかくこれ以上 傷つけられたくなかった。
その傷の上からまた傷を抉られるような痛みに比べれば
軽ろんじられて不愉快な思いや損をしたり
一太刀だけの傷を受けただけで済む方がずっと楽だから。


意外に思われるようだが わたしは人の好き嫌いがかなり激しい。
その分 ヘタレの癖にかなりの熱血漢?だったし
人っていうものをもっと信じてもいた。

元々人には愛想良く明るい対応を・・と躾けられてきたし
実際 その外面は一見 変わってないかもしれないが
昔を知る人が今のわたしと話したら 
また一段と穏やかに丸くなったねとでも言われるかもしれない。

可笑しなものだ。
穏やかなのは怒らないのは静かなのは
ただ諦めてしまっただけなのに。
自分を守る為にわたしは微笑む。それだけのことなのに。


何をどうしようとも今更思わないが どうしても許せない
忘れたくても忘れられない 消せない憎しみも ある。

こころの荒野に吹く風は今日も静かに冷たい。


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                               ゆうなぎ


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