| 2007年12月14日(金) |
むかしばなし。いまのはなし。 |
長い一週間もやっと週末を迎えようとしている。
それにしても今週は特にきつかった。
子供達の病気は幸い、長男は少し咳が残っているもののほぼ完治し、 酷かった真ん中も徐々に回復してきているのだけど 一番軽かった末っ子はこの状況よってまた ガッコウイキタクナイ が後戻りしてしまった。 せっかく少しずつ一緒に積み上げてきていたのに どうしてよ?と 叫び出したいような気にもなるが でも三歩進んで二歩下がるじゃないけど ここで焦っちゃいけないと自分に言い聞かせてる。
来週からまた仕切りなおしだ。
人間は機械でもなんでもないので計算通りにいくとは限らない。 それは常々身に沁みて自分自身で実証済みだ。 ましてや 子供の心はもっともっと柔らかくそれだけに 複雑なもので満ちている。
末っ子は赤ん坊の時から最近までむしろ手がかからない子だった。 真ん中の子の ガッコウイキタクナイがピークでわたしが真ん中に かかりきりだった時にも毎日大人しく登校していた。 内弁慶で外でものすごくお友達や先生に気を遣い その言葉や行動を気にしてしまう分(すごく良い子で まったく問題ありませんよとずっと言われてた) 沢山の抑えつづけていたことがあったんじゃないかと思う。
末っ子にとって父親は物心ついた時にはもう病んでいたので 抱っこされた思い出も無いに等しい。 母親であるわたしも入退院と手術を繰り返していた父親に 付き添う毎日だったから 一番スキンシップを必要とする年頃の 数年間は どんなにか寂しい思いをさせていたことだろう。
父親が亡くなった時に真ん中も末っ子も小学校入学前だった。 まだ父親の死を良く理解できない幼子二人が無邪気に落ち着かず騒ぐのを 小学校高学年になっていた長男が必死でたしなめて気にしていたのを 昨日のことのように思い出す。 長男は結局最後まで涙を見せなかった。 それほどまでに張り詰めていたのだろう。
そしてわたしたちはその直後、暴風雨の中に頭から投げ込まれ わけのわからないような一方的な身勝手な都合で 踏みつけられボロボロにされた。 それまでの数年間だって土砂降りの中 時折雲間に射す日差しを 頼りに生きてきたようなものだったのに。 せめてここまでは・・と我慢して我慢してきた最後のとどめが アレだったのだ。
それからも色々なことがあったけど親子四人、 ただひたすら無我夢中で必死に生きてきた。
この数年、人様にはもう数年も経って落ち着いたでしょうと 思われるかもしれないけど わたしたちは沢山のものを失いすぎていて 色々なことで傷つけられすぎていて このトラウマと痛みばかりは わたしたちにしかわからないだろう。
わたしたち親子はそれぞれに形は違えど器用とはいえないので 今もしょっちゅう道に迷うし、ヘタレて座り込む。 間違いもすれば、それでパニックも起こす。 でもこれからも 回り道しても後戻りでも疲れきってへたり込んで どれだけみっともない姿晒そうと 命ある限りやっぱり諦めず歩き続けたいし歩き続けて欲しい。
今もまだこの冷たい雨は止まないけれども。 ハレた日だって確かにあったのだもの。どれだけ遠くなっても その想い出は消えない。
わたしには今 末っ子はこれまでの分の甘えを 取り戻そうとしているようにみえて仕方ない。 だから 思いっきりそれを受け止めてやりたい。
沢山のぎゅうううにチュウに大好きの言葉。 反面でてくる理屈の通らないワガママも丸ごとできる限りの力で。
甘すぎる部分もあるかもしれない。 でもね 安心させてやりたいんだ。大丈夫だよ って。
何度でもぎゅううしてチュウして大好きだよって だってどれだけそれを我慢していただろうと思うから。
やっと子供達は少しずつ心の感覚を取り戻しているのかもしれない。 痛いよってこととか苦しいよとか甘えとかワガママとか そういう閉じ込めていたものを。
わたし は
わたし も ね
でももう少し わたしはあとまわし。
昨夜 末っ子が腕枕した布団の中でぽつりと言った。 「おっかあ 産んでくれてありがとう」って
こちらこそ産まれてきてくれてありがとう って言って ぎゅううってしたら照れてふざけてうぐぐ〜とかモダエてた(笑)
長男も真ん中も末っ子も それぞれにそれぞれの人格、強い部分も弱い部分脆い所もある ニンゲンだから。
でも わたしのところにきてくれてありがとうって 時には もーしらん!なんでこうなる?!と吼えながらも やっぱり わたしは思うだろう。懲りもせずに。
おっかあでいることがしんどくて重くなることもある。 だけど おっかあでいることで わたしはこうして踏みとどまってもいられる。
明日に希望を託せる。
少なくともわたしには おっかあ であることが必要だったのだと思う。 こればかりは人それぞれなのであくまでも自分に限ってだけど。
とかいいつつも一息つけるのは果たしていつの日か?
今年も押し迫ってきて あたりまえだが去年とは違うわたしが此処にいる。
かけがえの無い新たな出会いも 変わらぬ想いで気に掛けてくれる大切なひとたちも・・・
これは確かにわたしに与えられた幸せ。
この幸せを幸せだと感じることのできる心だけは 失くしたくないと そう 思う。
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ゆうなぎ
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