++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2008年02月23日(土) お月さん、お月さん・・・(追記あり)




どうして ヤサシいものほど
踏みにじられてしまうの?

息継ぎのように顔をあげた傍から 
気まぐれで残酷なカミサマが足を引っ掛ける




 お月さん

お月さん・・・


淡く仄蒼い光に手をのばして胸の中で問いかける
答えなど返ってこないことは知ってる


それでも

問いかけずには いられない夜が ある


*


大切な大切なトモダチに言い尽くせぬ酷いことがあった。
治りきれぬ傷の上につけられた深い傷に苦しむ彼女に
わたしは何もしてあげられない。
近くにいればせめてすぐに駆けつけられるものを。
何もできないまでも側に黙っていることくらいはできるのに。

優しいひとほど どうしてこんなふうに踏みにじられるの?

答えなどないとわかっていてもわたしは
天に声無き声で叫ばずにはいられない。

わたしたちは何処まで苦しめばいいというのですか?

でもだからこそ膝を折らないよ。
消えなければならない瞬間まで生きて貴女の手を握っている。
忘れないで 此処にいること。


*
*
*

Kへ

夜明け前 まだ明けぬ空

抱えるものはこの身に余り過ぎ重く
心も身体もガタピシ軋んでいる


そしてわたしはまた独りを思い知る

こんなふうにいうことを許して
でも心が凍えてしかたないの。

明日がみえないのはすごく怖いよ。

ごめんなさいが口癖のジブンにも疲れた
声を荒立てずにイライラも出さずに穏やかであれ
そうしてはじめてわたしは求められるから


わたしは命の限りは生きるけれど
それでも明日消えたとして
泣いてくれるひとはいてくれるかもしれないけど
泣き続けてくれるひとはいるかもしれないけど

K きっとあなたもそうだろうけど

でもわたしと共に消えてくれるひとはいない。

その瞬間にはせめて夢を見ながらがいい。
あなたの腕の中は叶わないだろうから
せめて夢で抱いていて欲しい。
願わくば夢見たまま消えていきたい。


ねぇ どんなことをしてもどんなわたしでも
あなたは欲しがってくれる?

わたしにそれを求める価値はない。
あなたもきっとこの問いに答えてはくれない。

それはあなたが不実なわけでは決してない。
そうでなければこの長い年月 どうして手を離さずにいられよう。
語りつくせないほどのわたしたちにしかわからないことがある。


もしも いつか わたしが消えてしまっても

あなたは大丈夫ですか?



そんな問いを今も がらんどうの胸の中でしている。


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                      ゆうなぎ




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