2009年01月21日(水) |
木枯らしに抱かれながら |
俯けば 見開いた目から 絶え間なく零れつづけてしまいそうで
立ち止まれば かろうじて動いている足が そのまま固まってしまいそうで
叫んでも叫んでも 返ってくるのはコダマばかり
いつしか声は嗄れ果て 言葉も失った
それでも何故顔を上げようとするのだ と 苦しみもがきながら なおも歩こうとするのか と 問われても 明確な信念や答えなど無い
ただ たぶん諦めが悪いのでしょう としか
春を信じてなどいない でも その季節が確かにあることは知っている
木枯らしに抱かれて震えながら
何処かにある ひだまりのユメを みる
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ゆうなぎ
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