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** ウェディングストーリー1 **

2005年10月24日(月) 天気:晴れ

心配していたお天気にも恵まれた今日

いよいよ前撮りです!



挙式&披露宴と同じくらいのアルバムになる

屋外のロケーション撮影で1日がかりです。

新婦は朝9時に美容室へ行って支度をするのですが

今朝起きたら母親からとんでもない言葉が!



妹と母親が徹夜でなんとかドレスを仕上げてくれていたのですが

最後の仕上げでドレスに散らしたパールビーズが

動くたびに落ちてきてしまうと言うのです。



母曰く、「パールの玉が小さいから糸が抜ける」

全く意味がわかりません。

普通のビーズの方がよっぽど小さいけど

糸が抜けるなんて聞いたコトありません。



今付け直してるけど一人じゃとても間に合わないから手伝えと言うのです。

私はこれから出かける準備するんですけど!!

仕方ないので食事を途中で切り上げて手伝いに行くと

真相は次の通りでした。



オーガンジーはとても細い糸で編んだ薄い布なので

糸を通した穴が簡単に広がってきてしまいます。

また、ビーズを付けた糸は少しでも目立たないように

玉留めも小さくしてあるので針穴から玉留めが抜けてしまって

ビーズがどんどん落ちてきてしまうと。



そして妹に対して文句を言いながら作業をしてるのだけど

ビーズはドレスの胸の辺りを中心に散らしてあるので

母親が作業をしていると私は何もできない。。。



結局私はウエストの方にあったビーズを補強しただけで

あとは何もやれず針を片手にぼーっとしてるしかできなくて

何のために私はここにいるの?状態。



どうせ間に合わないなら諦めが肝心。と私は思うのに

母親はもう1つ、あと少し。となかなかやめなくて

結局予定出発時間を10分近く過ぎて私が怒ったのだけど

全く朝からイライラする。



そんなコトしてるからマニキュアも塗れなくて

車の中で塗ってたのだけど

だ〜も寝不足のうえ、私の愚痴を聞かされて機嫌が悪くて

信号が変わって発車するトキに声もかけてくれない。

おかげで何本か失敗しちゃったけど塗り直す時間なんてないし。



神社には5分ほど遅刻して到着。

急いで支度をしてまずは白無垢から撮影開始です。



花嫁衣装をしっかり着るのはこれが初めて。

肌襦袢は襟の大きく開いた花嫁衣装専用のモノを用意。

これに裾よけをつけて足袋をはいた状態でガウンを着て

先にお化粧をしてもらいます。



化粧水で肌を整えたら

コンシーラーみたいな恐らく練りおしろいをまず顔全体に。

次にファンデーションを水で溶いたみたいな水おしろい(?)を

筆でばーっと塗った後にスポンジで広げていきました。

次に粉おしろいをはたいてさらにファンデーション。

すごい厚化粧だ!顔もかなり白くなったよ。

ドレス用に腕にもお化粧をしてくれました。



ベースができたらポイントメイク。

眉毛をジョキジョキカットされてすごく細くされちゃった。

カットしていいですか?とは聞かれたけどそこまでするとは。。。



お化粧が終わったらカツラをつけるのだけど

なんかすっぴんのトキの方が似合ったような?

なんとも見慣れない私の姿がそこにはありました。



お化粧が終わったら着付け。

長襦袢を着て白い着物を着て帯も白。

帯は通常半分に折るのがちょっぴりしか折ってなくて帯板も幅広。

帯枕も用意したのだけど全然形が違ってて使えなかった。。。



私は着物のまま移動するし、時間短縮のために

打掛の下の着物は着替えない予定だからモノを借りると困るわ。

と思ってたのだけどカツラ以外は貸し出ししてくれるらしい。

レンタル品の一覧を用意するのでそれをホテルの美容室に渡して

衣装屋さんに一緒に渡してくださいって言われました。

結構良心的ね。。。



神社では白無垢しか着ない予定だったから

色打掛のかんざしを全然考えて無くて

せっかくだからこれもレンタルするコトにしました。

こうやって費用が増えていくのよね。。。。



そして最後に白打掛を着たらお嫁さんの完成です!

銀草履を履いていよいよ撮影開始!

ちなみに予定していた部屋が片づいてなかったとかで

だ〜も急遽美容室で着付けてもらうコトになったのだけど

紋付き以外と似合ってたよ(ドキドキ)



まずは控え室の撮影から。

まずは新郎からというコトで私は座って待機。

でも後ろとか振り返れないので何をやってるか見えない。。。

しかも帯と打掛の重みで後ろに倒れそう。。。

イスから立ち上がるトキも美容師の先生が手を取って

助けてもらって立ち上がりました。



室内での撮影は控え室のみで後は全て屋外。

ちょうど七五三の時期で小さな子供を連れた家族がいっぱい。

平日だからまだ少ないけど週末はもっとすごいそうで

結婚式当日も多いんだろうなぁ。。。



その家族連れが私を見ると「お嫁さんだよ。」って子供に言ってて

そうでなくてもみんなにすごく注目されて

私はすごくいい気分なんだけどだ〜は苦痛だったらしい。。。

みんなの注目を浴びるコトができるのが結婚式の醍醐味なのになぁ。



途中で打掛を色にチェンジしたのだけど

祈祷殿(挙式をやるトコロ)の横にある休憩所で

ベンチに座った状態で先生2人がかりで替えてくれました。

下は地面なので裾をすらない様に作業するのはさすがの一言。



色打掛に替えた後 バスツアーの人々に遭遇して

お酒臭いおじさんに写真撮られたりしたけど

まぁ、これも楽しいエピソードの1つね。



境内をあちらこちらと移動しながら美容師の先生が

あれは何とかこれは何とか説明をしてくれて

何度か来てる神社だけど新しい発見がいっぱいでした。