2013年02月05日(火) |
無知と偏見について思うこと…。 |
某大手掲示板のまとめサイトをよく見るのですが、障害者(特に知的障害者)に対する偏見が酷いなと思います。おいらも人格障害と診断されていてそれが親戚伝いに知れ渡り、叔父から法事の場であからさまにからかわれたりします。まぁ、相手が無知だから仕方ないと大して気にはしていませんけどね・・・。世の中本当に障害者に対する差別的なことを平気で言うやつ多すぎる。一番我慢ならないのは、妻の偏見に満ちた言葉です。おいらの姉達はニ人共精神障害を患っています。話は飛びますが妻とおいらはいわゆるデキちゃった結婚でして、しかもあちらの両親からおいらの生い立ちや親戚の事で付き合いを反対されていましたから、駆け落ちと言う強硬手段を選んだのでした。綿密に計画を練り、友人の手伝いもあってなんとか秘密裏に引越しの手はずを済ませ、後は体一つ(二つ?)で新居へ駆け落ちするのみとなったある晩でした。乗り換え駅のファストフードで夕食を摂っていたとき、妻がこんな言葉を発しました。
「あなたのお義姉さん達、みんな病気でしょ。だからお腹の子供が心配なの。変な子が生まれてきたら私気が狂って自殺しちゃうもん…。」
それを聞いたおいらは、怒りに唇を震わせながらも、この無知な女に精神疾患は環境によって誰にでもなる可能性があるもので、遺伝するものでは無いんだと説明しましたが、あの時は本当に(なんてバカで無神経な事をいう女だろう)と呆れ果てましたよ。妻は同郷でおいらの生まれ育った町はど田舎でして、特に無知な輩が多い気がします。
もう一つ、身体障害者について妻の発言で許せないものがあります。 下の姉は事故で車椅子生活を送っているので、階段の多い寺などに気軽に来られません。それで祖父の法事には参加できなかったのですが、妻がその事を知ったとき変な事を言いました。
「そう、来なかったの…。でもお義姉さん障害者だからあまり皆の前に出ない方がいいわよね」
はぁー?(; ̄Д ̄) それどーゆー意味!?
あまりにもサラっと言われたので怒りの反射神経が追い付いて行かず、何も言い返せませんでした。後からジワジワ怒りが込み上げて来ました。世間一般の障害者に対する偏見ならまだしも、おいらの身内に対するこの言い様。無知蒙昧支離滅裂。
話は変わりますが、昔勤めていた工房の親方の奥さんが妊娠されました。奥さんが「今は胎児のうちにダウン症かどうか診断できるんだってねぇ」と話していました。親方は「そう言う子は産まれて来ても可愛そうだから堕胎した方が良いよ」とか話しているのが耳に入りました。おいらは物凄く腹が立ちました。産まれて来ても可哀想って誰が決めるんだよっ!(`ε´)ノそんな考えなら子供なんか産むなと言ってやりたかったですね。ホント、世の中無知と偏見だらけで嫌になる。問題なのは偏見を持っている自分に無自覚な事。自覚を持って差別するのが良いとは思わないけどそっちの方がまだマシだと思いますね。
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