2008年01月20日(日) |
人目につかない場所でこそ |
「人目につく所でわざわいを受けないように したいと思ったら、まず人目につかない所で 罪を犯さないように心がけるべきである」 こちらの言葉は、中国の古典の一つである、菜根譚(さいこんたん)にて伝えられている言葉となります。 誰しも、人前で嫌な経験をしたり失敗してしまう事。自分のした罪が公になり、怒られたり恥ずかしい思いはしたくないものです。であるならば、人目につなかい所、人が目にしていない場所でこそ、悪い行いをしないように注意しなければなりません。 いつの時代もそうですが、日々ニュースで取り上げられる事件・事故の裏では、自分の隠していた行いや、人目につかないようにしていた事が公となり、犯した罪の因果が巡って参ります。 また、ニュースにならなくても、ごくごく普通に「見つからない・バレないだろう」と思っていた事が判明し、自分の立場を悪くしてう事はとても多くあると言えるのではないでしょうか。 「誰も見てないから、まぁいいか・・・」、そのような考えは普段の毎日の中でフッと心に起こり、皆様を誘惑する事が非常に沢山あるかと思います。しかし、罪や過ちを犯す事によって災いを受けてしまわない為にも、人目につかない場所でこそ気持ちを引き締めて頂きたい面がございます。 「人が見ていない場所での努力」、それにも通じる部分もございますが、お伝えした便りが皆様方の変わらない精進の支えや、頑張りのお力になれれば嬉しく思います。
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