2008年01月27日(日) |
生まれ持っている才能 |
「天が人民を生む以上は、 きっとこの人民に仁義礼智の 生まれつきを与えないわけはない 必ず与えたはずである」 今回も、中国の古典からの言葉をお伝えしたいと思います。 人生を歩む上では、時に誰しも落ち込まれる状況があれば、何かの物事で失敗して自信を無くしてしまう事もございます。 ご相談を頂く方の中でも、不安や悩みの日々を送り、先の兆しが見えてこない状況があったり、ご自身を必要以上に卑下して見られる事によって、自分が持っている良い所よりも、悪い所に目が行ってしまう方がいらっしゃいます。 その他にも、「漠然とした将来に不安を感じ毎日が楽しくない」、「私は何の為に生きているのでしょう?」といったお便りを頂く事もございます。 そんな中で、今回お伝えした言葉の意味は、この世に生まれた誰もが、「仁(思いやりの心)、義(人としての正しさ)、礼(敬いの気持ち)、智(知恵)」という 才能や、天から与えられたものを持っている。そのような意味が込められた言葉となります。 以前の便りでもお伝えした事がございましたが、人は自分が才能として持っているものよりも、無い部分にばかり目が行き、悪い所に気がとられてしまいがちな面がございます。 しかし、この世に生を受けた以上、誰しもが他の人にはない素晴らしいものを持っていると言っても過言ではありません。 無いものばかりに目が向いてしまうのではなく、皆様が持っている才能や毎日の頑張りは、本当に素晴らしいものがあります。是非、その部分に目を向けられ、自分の自信や前に進まれる歩みへと繋げて頂ければ幸いです。
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