読書記録

2005年06月11日(土) 死小説          福澤 徹三

内容
死と死のはざまの「私」へ―。鬼才が放つ最新傑作小説集。
      

憎悪の転生

ひとは、いつか死ぬ。死ねば物質的には骨壷の灰以外、なにも残らない。どうせ死ぬんだから、といういいかたは明朗ではあるが、笑えない重さも持っている。だからみんな日常的には自分の死を意識しない。死に拘泥しているのは幼稚なこととして片づける。

屍の宿

黒い子供

夜伽

降神


人には見えないけれど 自分には見える
また その反対もある
幻覚なのか霊なのか
死に直面すれば見えるのか
怖くはなかったけれど ある意味 フィクションのような気がする


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