| 2007年01月18日(木) |
子麻呂が奔る 黒岩 重吾 |
斑鳩宮で犯罪調査の職についている官人、調首子麻呂(つぎのおびとねまろ)の物語 今でいうところの捜査一課の刑事だろう そんな子麻呂が家庭問題に悩んだり、女性の誘惑に負けたりといった日々の仕事ぶりが物語りになっているけれど、私には何故か(・・?・・)読みにくい本だった
時代設定としては厩戸皇子が冠位十二階を定めて後、小野妹子が遣隋使に決まった頃の話になっている 推古女帝のいる明日香と厩戸皇子のいた斑鳩宮とが対立していたのだ 蘇我氏が厩戸皇子をおとしめようとしていたんだ・・ (そういえば少し後で蘇我入鹿が厩戸皇子の子どもである山背大兄皇子を攻めてたなぁ) 厩戸皇子のことはあんまり興味がないので知らなかったけれど(でもこの作家の紅蓮の女王という推古女帝の物語を読んでるはず・・)、まぁ人にはそれぞれの立場でしか分らないいろんな苦悩があるわけで・・
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