読書記録

2007年02月20日(火) 武田家滅亡           土橋 治重

 お松ご料人逃走記


 信玄亡きあと 勝頼の代で戦国最強の軍団といわれた武田家が崩壊した

その信玄の娘であるお松は七歳の時に、信長の十一歳になっていた嫡男の信忠と婚約していた(させられたと言うほうが正しい)
武田家が次第に崩壊していく中で、信忠とのことも立ち消えになっていくがお松は一途な思いで異母兄の龍宝に言われたように『武田家滅亡』を見届けていく
勝頼の死後は髪をおろし『信松尼』として静かに生きていく
確かだいぶ前に『おんな風林火山』というタイトルでテレビドラマ化されたはずだ
もう一度見たいなぁ


黒髪の乱れたる世ぞ果てしなき
  思いに消る露の玉の緒

        勝頼室・辞世(北条氏政の妹)



おぼろなる月もほのかに雲かすみ
  晴れて行くへの西の山のは

        勝頼・辞世






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