上巻は電子書籍で読んだ。 期間限定とはいえ まぁ何と太っ腹な無料配信であることよ。
そうなれば下巻を読みたくなるのは当たり前のことで図書館で予約をした。 20人待ちということで約3週間ほどかかっただろうか。
物語は、平安末期、貴族の一族に生まれた幼い親鸞が河原の聖や悪童たちの頭目ら、社会の底辺に生きる人々と出会い、彼らの活力を知ることから幕を開ける。 成長して比叡山の僧となり、厳しい修行に励みながらも、仏の姿が見えない親鸞。 やがて山を下り、念仏を唱えることで悪人も救われるという法然の教えに出会う――。 そして 承元元年(1207)専修念仏禁止の弾圧によって、師法然は土佐へ親鸞は越後国府へ流罪となる。親鸞35歳であった。 ここで物語は終わっていた。
配所では藤井善信という俗名を名乗り「僧に非ず俗に非ず」という生活を送り子供も生したようだ。 宗教本ってことはないけれど、とても読みやすかったので満89歳まで生きたというその後の親鸞を読みたいものだ。 そして 私の実家が浄土真宗だから、親鸞はその祖ということになるわけだ。
それにしても・・・どんな悪人でも念仏を唱えれば往生できると言うけれど、私なんどは死後の世界よりもどんな死に方をするのだろうか、とそのことかりが気にかかる。 ピンピンコロリの極楽往生を切に切に願うのみだ!!
おやをおもわば ゆうひをおがめ おやはゆうひのまんなかに にしのそらみて なむあみだぶつ みだはゆうひのそのさきに
|