読書記録

2025年08月10日(日) 九年前の祈り / 小野 正嗣



 三十五になるさなえは、幼い息子の希敏をつれてこの海辺の小さな集落に戻ってきた。希敏の父、カナダ人のフレデリックは希敏が一歳になる頃、美しい顔立ちだけを息子に残し、母子の前から姿を消してしまったのだ。何かのスイッチが入ると引きちぎられたミミズのようにのたうちまわり大騒ぎする息子を持て余しながら、さなえが懐かしく思い出したのは、九年前の「みっちゃん姉」の言葉だった──。
九年の時を経て重なり合う二人の女性の思い。痛みと優しさに満ちた〈母と子〉の物語。 表題作「九年前の祈り」他、四作を収録。芥川賞受賞作文庫化。



困った
読み終えて 九年前の「みっちゃん姉」の言葉が分からない
もう一度 読まなきゃ・・だけど

もっと障害児を抱えた母の心情を書いてほしかった




ウミガメの夜

お見舞い

悪の花




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