ひよ子の日記
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2004年04月30日(金) |
ぽっぺん先生と帰らずの沼 |
本を読んでいる時に、「ん?」って心に引っかかる言葉や文章に出会うことがあります。でもそこで読書を中断して調べるのは嫌なので、いつも読書を終えてから考えようと思います。けれどたいていは読書を終えると、その世界の余韻に浸ること話を思い返して考えることで頭が一杯になって心に引っかかることを忘れてしまいます。 それが「知らない言葉」の場合は、後に他の形で出会った際に思い出すことが出来ます。「印象に残った言葉」の場合は、形を変えて私に訴えかけることがあるので、以前であったそれとは気付かないこともあるようです。分かりにくくてごめんなさい。 例えば心に引っかかる言葉から、育った考えや曖昧な印象の場合。後に違う場所で「あ、この感じ。この雰囲気。この考え方。以前どこかで感じたことがある‥」って思うのですが、何で読んだかは思い出せないわけです。 形を変えて私に届く、いつのまにか心を豊かにしている。 そんな部分が読書の素敵なところでもあるかなぁと思います。 久しぶりにぽっぺん先生を読み返していて、心に引っかかるところに付箋をつけておくことにしました。読み終えてから、知らない言葉や興味のあることを調べようと思ったんです。 猛禽類、トリノフンダマシ、ツカツクリ、アリマキ、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)‥どんどんどんどん膨らんでいって、今日だけで知らなかったことにこんなに出会うことが出来ました。読書って読み流すだけでも、最初に書いたように心にとどいたり、心を豊かにするけれど、じっくり向き合えば1冊でどれほどのことを知ることが出来るんだろうと、そんな可能性にちょっと感動してしまいました。
ひよ子
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