ひよ子の日記
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2004年05月06日(木) 光の帝国/デス トゥー スムーチー/ブリジットジョーンズの日記

図書館で借りた恩田陸の光の帝国も読み終えた。サブタイトルが常野物語で、常野の人々の話が10話収められている。「常野」とは何かが読み進める毎に分かって行くのだが、どれも独立した話としても理解が出来る。(独立した話としてもう少しその世界を知りたい、その物語を読んでみたいと思うものばかり)

ランダムに書かれた常野の話を読むことで、タイムトラベルをしているような不思議な雰囲気が漂う作品。ランダムに書かれたというのは、数えきれない程の歴史がある常野から、恩田陸さんが選んだ10の常野の話ということ。

もしバラバラに読んだらどんな印象を受けたのかなぁと、ふと思う。

それから、感動して泣ける部分もたくさんあり、またやっぱり怖さもありで、ただの短編集よりも長編を読んだような満腹感があった。短編だけど読み終わる頃には頭の中で世界が繋がるから、長編に近いのかもしれないなぁ。

やっぱり恩田陸さんの作品の世界は好きだ。

それからデス トゥー スムーチーという映画もみた。子供番組を皮肉った作品。というよりは子供番組に関わる大人達を皮肉ったと言った方が近いかも。汚い大人のお金と権力とマフィアの世界に汚れたテレビ業界で、きれいな方法で子供の為の番組を作っていく奮闘が、コメディタッチで、そしてまたシビアに描かれている。純粋な若者がいかに汚されないように自分の信念を貫いて行くか、重たくなりそうなテーマにも関わらず楽しく見ることが出来る。ロビン・ウィリアムズがひとくせもふたくせもある落ちぶれ役を演じている。サイのスムーチーや子供番組のキャラクターが、なんていうか‥ばかばかしいんだけれど、可愛くて面白かった‥気がする(゜ペ)?

ブリジット・ジョーンズの日記は一番最初の作品が出版された時に本で読んだ。でもいまいち面白くなかったので、その1冊しか読んでいない。で、ママがたまたまビデオを借りて来たので観てみたけれど、やっぱりあまり面白くなかった。高校時代、友達とモーリスのヒュー・グラントがいいね(*^m^*) ムフって話をしていた頃もあった。


ひよ子

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