ひよ子の日記
DiaryINDEX|past|will
2004年05月13日(木) |
自然界における左と右 |
蛇行する川のほとりは2巻まで読み終えて、ものすごく気になるところで終わっていました。すぐさま図書館で予約したので、昨日には3巻が用意できましたと図書館からメールが来ていました。いったいどうなってしまうんだー(゜ペ)? 劫尽童女は昨日読み終えました。この作品は恐さはそれほど感じず、どちらかというと悲しいなぁと思いました。主人公の女の子が感じている悲しみが、指に刺さったトゲのようにちくちく痛かった。全てを焼き尽くす、劫尽火(こうじんか)。 世界が崩壊する時に、世界を焼き尽くす炎のことをそう呼ぶのさ 作品中でそう説明していたのですが、タイトルの劫尽童女どういう意味だったのかが、読んでみたら分からなくなりました。後で考えよう。 それから恩田陸の作品では、ライオンハートが残っているのですがそのまえにマーティン・ガードナーの自然界における左と右を少しずつ読みたいな。難しそうなんだけど、”鏡は普通の状態では左右逆に映すが、なぜ上下はいれかわらないのか”という疑問が初めにあって、ぐぐっと引き付けられてしまいました。なぜだーって考えながら読むから、時間がかかりそう。いざとなったら少しずつ、同時進行で読むぞ! それから昨日再び我が家にレンタルビデオが借りられてきたので、それも観たいなぁ。自分だとなかなか選ばないものばかりだから、人が借りてくる作品を観るのは面白い。普段は出会えないものに、出会える感じ。幸福な偶然も、あるかもしれません(*'ー'*)♪ ------------------------------------- ○覚え書き 劫尽童女を読んで。恐ろしく、残酷で、迷いがない子供だった彼女。そのうちに悲しみを頻繁に感じるようになり、境遇に孤独を感じはじめ、迷いが出てきたことが彼女の成長(進化)のしるしだった。(もしかしたら成長の副産物なのかも?)”迷い”は足踏みをさせてしまうこともあって、身軽ではなくなるのかもしれないけれど、やはり”迷い”は大事だと思った。成長のあかしなんだなぁ。
ひよ子
|