なか杉こうの日記
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今読んでいるのは岩波文庫の「武家の女性」という、江戸末期の水戸藩の 下級武士の家の女性の暮らしを描いた本である。とても面白い。ただちょっと 家系の説明になるとわからなくなるが。 その前に読んだのが新潮文庫「カイン」。中島義道著。自分の「弱さ」に悩むきみへ。と表紙に書いてある。心当たりがいくつもある。自分にとってとても力をもらえる本だと思った。カインはアベルとカインのカインである。「主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた」という旧約聖書の言葉の持つ意味は大きい。自分はカインである。そのようにしるしを付けられた。それで生きていかなければならない・・・。
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