なか杉こうの日記
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わたしの机の横に詩が貼ってある。それは山乃口獏さんの「生活の柄」の詩である。 「歩き疲れては 夜空と陸との隙間にもぐりこんで寝たのである・・・」疲れたときも眠いときもどんなときでもこれに目をやると、ホッとする。 すかっと眼の上に星の夜空が広がる。虫の声も少し聞こえる。じぶんは放浪者なのかと思う。 こっくり草の上で眠りかけたかと思うと、草の露がほおに垂れてくる。ひんやり風が吹く。だもので草の上では眠れない・・・。 じぶんは放浪者のようには、社会や人々を捨てられないのになぜこんな詩がすきなのかよくわからない。こころにすうーっと気持ちの良い風が吹き抜ける気がする。
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