なか杉こうの日記
DiaryINDEXpastwill


2005年12月14日(水) 「愛と死をみつめて」のまこさんの行方

コーヒーショップから貰ってきたフリーの雑誌。何気なく「ペイオフ解禁」というしろうと向けに「ペイオフ」とは何ぞや、というのをやさしく書いたページを読んでいた。書いた人のプロフィールが小さく載っていて、何気なく見ていたら、なんと「愛と死をみつめて」の著者とある。

「え?え?え?」と再びじっくり読んだら、ジャーナリスト河野實さんとあるから、それじゃ、あのお話の主人公の「まこ」とはこの人???と驚いた。

このお話、というか実際にあった、まことみことの「純愛物語」は私が小学生の頃、歌や吉永小百合さんの映画で超人気になったのである。私もりぼんか何かの雑誌の付録で読んだ覚えがある。なんと言う漫画家だったか名前は忘れたが、実にデッサン力のある、シリアスな絵を描く漫画家の手になる、立派な漫画だった。

で、たまーに思い出すたびに、あの残された学生の「まこ」はどうなったのだろう・・・ということだった。その後どういう大人になって就職をし、若くして亡くなった恋人のことをどう思っているのだろう、結婚したのだろうか・・・。

ま、どうでもいいといったらどうでもいいことであるが、たまーにそんなことを思っていた。
インターネットで調べたら、確かにこの方は「愛と死をみつめて」の書簡集を出した人であり、今はジャーナリストとして著者も多い、けっこうな有名人であるらしい。自分のホームページも出している。

ふうん、なるほどねー、と感慨深く思った。写真をみると天然パーマのような髪のひとくせありげなインテリ風の方である。ふたたび、なるほどねーと思った。小学生の時に読んだ漫画のシリアスなすこし翳りのある、やさしそうな青年「まこ」とはこの人なんだ、と初めて年来の疑問が解けたのである。


なか杉こう |MAIL

My追加