なか杉こうの日記
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先週は仕事の帰りになんとか間に合って三越でやっていた「チャングムの誓い」展に行った。三越新館ってたぶん初めて行ったけれど入るなりとてもいい香りがするんですね。 チャングムの方はそんなに期待するほどではなかった。というか、実際に撮影で使った手紙とか包丁とかも展示していたが、これを古いといっていいのか新しいといっていいのか、複雑な感情である。
王さまが食事をしたときのセットや、スラッカンの調理場を再現していた。重そうな鍋類。かまど・・・。テレビでは明るい女官たちが行き来していたから感じなかったけれど、この重さはなんだろう・・・。
むかし、アメリカのセーラムだったか、二百年以上も前の台所を見たとき、なんとそれは憂鬱で重苦しく、そこで働いていた人の辛さが見えたような気がした。
スラッカンで働く女官達はきっとあんなかわいらしい人たちではなかったと想像する。まず、力がなくては。体力。手の器用さ。
その大鍋を見ただけで気が重くなってしまった。しかしわたしは韓国のことについて何も知らないのだ・・・。
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