なか杉こうの日記
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2006年09月15日(金) 【詩】だれもが

そこにはとても
すてきな
銀杏の形をした
池がありました。
そばには
古い銀杏の大木
ぽとり
とぎんなんの実が
落ちています。
秋です
秋です
夜です
都会の。
あたしはふと
みんなのことがわかる気がして
だれものことが理解できる気がして
ひよどりの
脚で
歩いていたのでした。
こんな晩は
東京タワーの
オレンジのランプ
こんな晩は
だれもがあいせる
気がする


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