なか杉こうの日記
DiaryINDEX|past|will
昨夜はテレビで中村雅俊がルート66を案内する番組をやっていた。 いいな、Route 66か。たしか自分が幼稚園ぐらいのとき、ルート66、ルート66と 歌だったかテレビだったかでやっていたのをうっすら覚えている。その当時はたしか海の彼方、どこかの国のすごい道、としか覚えていないけれど、今はすっかり50年代あるいはもっと以前の、「懐かしの道」になってしまっているらしい。
インターネットで検索しても、あるいは昨夜の番組で紹介していたところでも、ルート66に出て来る風景は去ること二十数年前、わたしがアメリカの南部(と言ってもいいと思うけど)にいた時に車で巡った場所そのものである。
Windmillでしょ、まっすぐ何もないところを走る埃だらけの道でしょ、平原にぽつんと建つ平屋のdiningというのかしら食堂でしょ。感激だったのは雅俊さんがTexasとNew Mexicoの境の道標に立つところだ。そこから右と左とは時差が一時間。
ルート66は地図で見るとテキサスのAmarilloを通っているらしい。Amarillo, Texasか。なんかグレイハウンドで通った気もする。
あの時は四時間も離れたところにある友人の家へ、バッグ一つでグレイハウンドに乗ったし、その停車場というのが、田舎のど真ん中で、入口に古い荷馬車の車輪なんかが飾りみたいに置かれていたりした。東洋の若い女の子がひとりでぶらっと入ってきたのだから、そこでハンバーガーとか食べいてたカウボーイハットのおっさんたちはじろり、と見るわね、皿を出しているおばさんもしかり。なんか冷たい目だったような気がする・・・。
まあ、考えてみればわたしの通った道はルート66ではないけれど、テレビで見るルート66の景色はとても懐かしい。ルート66をたどるツアーなんてないかな、と思って見てみたが、ラスベガス、グランドキャニオンと組み合わせたのならあるけど、そんな観光地は別に行きたくもないからね。
|