慈雨の日記

2005年05月27日(金) マライアおばさん




先日公園でみかけたヤギ。
大きいヤギって、ちょっと嫌な奴っぽい顔をしてると思う。

かなり以前に知人に薦められた「マライアおばさん」という本を
図書館でみかけたので、借りてみたらはまってしまった。
本にはまるのは、久しぶりだ。
「ハウルの動く城」の作者の作品で
「ハウル」も読んだけれど、こっちの方が断然好みだった。
「ああ!!こんなおばさんいるよ!」と
共感しつつ読んだけれど
一番「そう!」と思ったところは、

自分が正しいと思っている人に、自分が間違っていると分からせることなんてできなくて。
自分が悪かったと思わせることが罰なら、そういう人には罰を下すことはできなくて、復讐にしかならない。

というようなくだり。

母親にこうして欲しいと勇気を持っていってみる時に、
必ず、私のほうが「神経質すぎ」にとられて「言うことがきつい」ことになり
結局母を傷つけてしまって、自分を落ち込ませるだけという
わたしのジレンマの図式にすっくりなのだもの。


でも、下手をすると私だって「自分は正しいと思って間違ったことをしている」ことって十分にありえる。
母のほうじゃなくて、わたしのほうがマライアおばさんなのかもしれない。
マライアおばさんにならないように、気をつけなくちゃ。


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慈雨

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