息子、今朝は調子がよかったのに、突然お昼前から微熱が出て、 午後は、お昼ねとボ〜ッとした状態が続き、 ま、また、下痢に戻るのでは?と心配したが、 夜には平熱に。おなかも落ち着いた様子。 食欲もアリ、寝る前に「待っててね〜、焼き鳥さん、待っててねぇ、ブタのお肉さん、待っててねぇハンバーグ〜♪」と歌っていたので、 よほど、お肉が恋しいのでしょう。 とりあえず、ドキドキから、ホッと一日でした。 でも、「わたしが息子を食中毒にしたんだ」という負い目で、 本当に辛くて、時折泣きたいような気分にさいなまれます。 自業自得なのですけれど・・・・。
ところで、この前本屋で買おうかどうしようか迷っていた「博士の愛した数式」を、 図書館で翌々日に発見。 買わなくてよかったぁ、ラッキーと思う。 読んでみたら、とってもよかった!! 「ヤマトナデシコ」で、堤さんが数学を恋の論理のように語るシーンに うっとりした私には、もう、最高に素敵なお話でした。 小川洋子さんの(博士の?)手にかかると、数学や数がキラキラ輝いて、 ただの28という数字がとてつもなく素敵に見えたり、 実際にはないような数字でさえも、世界を遠慮深く支えているのね、と 恋のはじまりみたいなキラキラした感覚を数字に見出せて 本当によかったです。
それで、小川洋子さんの「沈黙博物館」を借りてきて読んでいるのですが、 これは今ひとつ、私の趣味にはあわなかったというか、 若干、ファンタジックな独特な世界の話なので、 お好きな方は大好きだろうけれど、私は超現実的な話が好きなので。 でも、物語の書き方も、語りも、視点も、ハートウォームさも、 それから、一人称でありながら、どこか距離のある文章は かなり好きです。 別の話を借りてきてから、自分的に小川洋子さんという作家を 評価してみたいと、思っています。
|