慈雨の日記

2008年09月10日(水) 息子、だまされたわけじゃなかった。




↑ 手乗りかまきり。

先週、息子が夜お布団でゴロゴロしているとき突然思い出したようで
「今日ね、Tくんに足が速くなる方法を教わった・・・でも、絶対誰にも教えちゃダメなんだって」
と言う。
「へー、誰にも言わないから教えて」(←うそばっかり)
Tくんは本当に本当に足が速い。
足が速い上に、がんばりやさんなのでタイムがどんどん縮まっているらしい。
「それはね、走る前にね、右足をこう、叩くの」
足をバタバタさせながら右足だけをパタパタ叩く。
私内心「?」と思う。
「ほら、オリンピック選手とかよくやってるでしょ。左は絶対叩いちゃダメなの」
ふ〜ん・・・とすでに半信半疑。
「それから」とちょっと忘れちゃったんだけどダンスみたいな踊りをやる。
内心私「??それが走りとどう関係ある?」と思う。
「最後に、首の後ろを叩くの」
と、小学校の頃同じくらすのNくんが『これが鼻血の止め方だよ』と教えてくれた
首の後ろをチョップチョップするあの方法だ!

いささかそこまでくると、走りと全然関係なく思えて
ガハハハハ・・・と私布団で笑い転げる。娘も笑う。
運動会当日、足の遅い息子が一生懸命その3つのおまじないをやっているのをTくんが「ニヤリ」と笑ってみている図が頭をよぎる。
でもTくんは本当に面倒見がいい子で、息子が小学校年長のとき縄跳びのやり方を教えてくれたこともあるお墨付きちゃんなのだ。
「ど、どうだろ、それ?本当かなぁ。でもTちゃんが言うなら本当なのかなぁ。今度Tちゃんのママに会ったら聞いてみてあげるよ」と息子に言っておく。

で、昨日Tちゃんのママに会ったので聞いてみた。
けどTちゃんのママは分からなくて、他のお友達が
(私が結婚したいとさえ思っている憧れのママが)
「あ、それ、本当なの」と言う。
Tちゃんも憧れのママさんちのお子さんもランニングクラブに入っていて
そこでコーチをしている伝説的に足の速いおじさまが
子供たちに教えてくれたそうなのだ。
そのママさんいわく「う〜ん・・・血流とかなのかなぁ。おまじない的なものなのか。M(娘さん)もおにいちゃんに『絶対誰にも教えちゃダメ』って教えてたよ」

Tちゃん、疑ってごめんね〜。
そして誰にも教えちゃダメなことを息子にこっそり教えてくれて
どうもありがとう。


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慈雨

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