■一度目の不倫�あ�


としさんとの別れも私は泣いた

ある日としさんがお店に来た時
いつもお店では暗黙の了解で私がとしさんにつく

本当の別れを決めた時、私はとしさんにつかなかった
ずっと別のお客サンにつき、としさんをお店に置いて
一人先に帰ってしまった

としさんが店のラストまでいる時は
アフターデートをして、そして二人の部屋へ行く

やっぱりとしさんはラストまでいたので
別れを決めていた私は、先にお店を出て自宅へと戻った

すぐにとしさんが追いかけてきて
私の部屋のチャイムを鳴らす

インターフォン越しに会話をする

「どう言うつもりなの?」
「開けてくれないのか?」


「さようなら・・・」

2度チャイムが鳴り、そしてとしさんは帰って行った

愛した人との別れは、どんな時も哀しい・・・

クリスマス・イヴの夜
別れてから幾日が経ったそんな夜
いままでにみた事のないくらい酔った姿のとしさんがカウンターに伏していた

ママさんが同情して私につくよう指示したくらいの酔い方だった

私を見たとしさんは酔って泣いていた

そう言えば・・・
としさんは奥さんと別れて
私との結婚を考えるほど愛してくれていたんだった・・・

クリスマス・イベントのゲームで用意していたセーターを
ママさんが私が選んだセーターだから「プレゼントしますね」と渡した

そのセーターを抱きしめてとしさんは泣いていた

その夜のアフターにとしさんは私の部屋のチャイムを鳴らした

「寒いよ・・・」
「寒いよ・・・」
「最後に一度だけ、部屋へ入れて欲しい」
2005年02月02日(水)

歌でも唄って / こころ

My追加