あれ(離婚)から


離婚後の私は、笑っているけれど心から笑えないでいた

時々・・・笑っている自分に気がついて

「何を私は笑っているんだろう?」
「何か楽しくて笑っているの?」
「笑いたくなんかないのに、バカみたい」

そんな思いでお店に立っていた

現在の私はあの頃の私を振り帰ると「何をして、何を考えていた」のかさえ
あまり記憶にない

そして、心から笑っている現在が
未来にあることさえ、あの頃は考えられなかっただろうと思う

人間のカタチをしていても、心を失ってしまったロボットのようだった

自宅にこもっている時間、娘の顔を見て生きている実感はしていたけれど
それ以外の時間、私は他人から背を向けていた
他人の心を読もうともしなかった
もう誰も私の領域に入ってくることさえも、身体全体で拒んでいた

色など発色せず、ただグレーの世界だったと思う

たかちゃんとの記憶だけを胸に残して、生活していた毎日でした

2005年02月13日(日)

歌でも唄って / こころ

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