離婚後の私は、笑っているけれど心から笑えないでいた
時々・・・笑っている自分に気がついて
「何を私は笑っているんだろう?」 「何か楽しくて笑っているの?」 「笑いたくなんかないのに、バカみたい」
そんな思いでお店に立っていた
現在の私はあの頃の私を振り帰ると「何をして、何を考えていた」のかさえ あまり記憶にない
そして、心から笑っている現在が 未来にあることさえ、あの頃は考えられなかっただろうと思う
人間のカタチをしていても、心を失ってしまったロボットのようだった
自宅にこもっている時間、娘の顔を見て生きている実感はしていたけれど それ以外の時間、私は他人から背を向けていた 他人の心を読もうともしなかった もう誰も私の領域に入ってくることさえも、身体全体で拒んでいた
色など発色せず、ただグレーの世界だったと思う
たかちゃんとの記憶だけを胸に残して、生活していた毎日でした
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