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▲まえ
2004年08月11日(水) ちょっと気合入れてリードミーの順位を狙いに行ったら得票数2263で順位が165位とかとんでもない順位をたたき出しておりまして、まさかここまで見事にはまっちゃうとは思わなくて驚いたんですけど、今日あたりからまた以前のように800位台くらいで落ち着いてくるのではないでしょうか。だから、もしも今回の騒動で「ここは人気サイトに違いない!」とか思って勘違いしてやって来てる人が居たら本当に申し訳ないです。小さくもないけど大きくもない、極普通のテキストサイトです。きっとこんくらいのほうが居心地が良いと思うのでこれからもヨロシクしてやってください。 だけど、実際やっぱり卑怯な手を使ってもリードミーの上位に自分のサイトがドッカーンっと載ってるのは嬉しいもので、自サイトの周りのサイトを見てみてもなんか大手サイトがゴロゴロしててもうどうしよって感じだったんですけど、別にどうすることも出来ませんよね。例えるなら、転校してきて、前の学校の体操服で体育の授業を受けてるような場違いな空気を感じ取っちゃって、もう恥ずかしくて仕方がなくなりました。そういえば音楽で縦笛もみんなと違ってた。履いてるシューズも違ってた。 だけどね、なんだか転校生ってモテません?僕の中学時代の同級生に、まさに転校生がいたんですけどクラス中のヒーロー的存在になってましたよ。具体的に言うと、その転校生の久保君は松山市の中学校から僕の地元の中学校に転校してきたわけで、多分父親が会社から左遷された(ものすごく失礼)とかそんな感じなんだろうと思うけど、とにかく都会から地方に転校してきたんです。やっぱり都会からきた子ってのはカッコ良く見えるものです。今思うと全然カッコ良くもなんともないヤツなんだけど当時の彼は光って見えたものです。 で、早速僕は彼と仲良くなり彼の家にまで学校帰りに押しかけてゲームをやって久保君の母親が出してくれたお菓子とジュースを飲んで、さらに残ったお菓子をカバンに詰め込んで持って帰るくらいの仲になったんですけど、彼の方も僕を踏み台に結構クラスに馴染んでいっていたように思います。最初はなかなかみんなと馴染めずに受身だった彼が、自分から僕や、その他の友達に話し掛けるようになっていた。元々僕のクラスの男子はみんな性格的に転校生相手に人見知りをしたり受け入れなかったりする性格ではなかったので積極的に話し掛けていた成果が出てきたのだと思う。 で、仲良くなると久保君の「以前の中学での生活ぶり」とかをいろいろと聞いていくわけですよ。家ではゲームばっかりやってたとか、前の学校はいろいろ問題がある学校だったとか、彼女がいて一緒にお祭りに行ったりしてたとか。っていうかさ、彼女がいたって時点でビビりましたね。都会にいればすぐ彼女なんて出来るものなんだーって。そこまでカッコ良くもなくて家でいつもゲームをやってたようなこの男(あだ名は「マコピー」)でも、もの凄く可愛い(←本人曰く)彼女が居たとかゼッタイおかしいし!しかもキスどころかヤッ・・・あ、いや、なんでもない。 で、時間が経つにつれて僕の周りで信じられないことがたくさん起こってくるんです。実は転校してきていきなり久保君に彼女が出来たとか、別の女の子から「久保君に渡して〜」ってラブレターを受け取ったり、久保君を巡って何人もの女が争ったり、なんか妙にモテモテなのよ久保。まあ、久保君にとっても、コッチでの中学生活はそんなにバラ色ではなく、山道で川に転落して骨折したり、それで病院に運ばれる途中の救急車の中で「・・・僕・・・死ぬんですか?」って切実に救急隊員に尋ねたりっていう伝説も残してるんですけど、とにかくそいつに彼女が出来たりいろいろな女に引っ張り合われてたってのがもう信じられなくて。 でもね、しばらくしてもの凄く納得した。一連の久保のことによって不思議感と疑問によって泥のように濁っていた僕の心を透明にしてくれるくらい納得する事実を知りました。そいつの彼女とかそいつのこと好きで2股がどうのこうのっていう女ってさ、みんな超が付くぐらいブサイクなんです。もう、学年でも10本の指に入るくらいブサイク。そいつとすれ違うだけで手を洗ってうがいをして歯を磨きたくなるくらいブサイク!(←絶対イジメだと思う) つまりこういうことです!ブス専な彼は自分好みの女の子(つまりはブス)を見つけると積極的に仲良く話し掛ける。普段男の子に相手にされたことのないブス・・・いや、その女の子はもう久保君にイチコロっていうわけです!間違いない!もう、目から鱗が落ちましたよ。自分がブス専とかじゃなかったことを心から憎みましたね!って、違うから。ブス専とか嫌だから。まあ、いくらでも妥協すれば人間いくらでも彼女なんて作れるんだなって久保君は僕に教えてくれたのだと思っております。ありがとう久保君! でもね、前に帰省した時にその頃の仲間と久保君も交えて当時の話をいろいろしてて、久保君が酔った勢いで「祭りの後に神社のベンチでキスをして、そのまま・・・(ブサイクと)」とか、「帰りにタクシーの中でいちゃいちゃしてた(ブサイクと)」とか、「○○小学校の校庭でソイツ(ブサイク)と初めて・・・。」とか「それにしてもアイツ(ブサイク)は重かった・・・」とかいう話をしてたけどさ、 悪いけど・・・そんなこと、想像したくもないです・・・。 でも僕はその日、1つだけ久保君の成長を知ることが出来ました。なんかね、久保君一通り話し終わった後にこんなこと言ってた。 「あの頃の俺はどうかしてた」 うん、絶対どうかしてたよ。君。 最近全然連絡を取ってないけど、久保君は今でも元気に暮らしてるだろうか。いろいろ振り回されたりいろいろ刺激的な話を聞かせてくれたり、最初からクラスに居る僕よりもクラスに馴染んでいく彼を見て腹立たしい気持ちになったりもしたけど、僕の青春の1ページには久保君というかけがえのない友達が存在していました。彼の性格上、きっと真面目に人生を歩んでいると思うけど、たった1つだけ・・本当に1つだけ心配なことがあります。 また、どうかしちゃってないか心配。本当に。 ▼うしろ |
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