2004年09月05日(日) |
私の勘違いファッション歴 |
美容院へ行ってきた。私はもう10年近くショートヘアを続けている。それまでは所謂セミロングヘアと言うもので、どんな人でもまぁ女性らしく見えるという無難なものだった。今の担当者に代わった時彼女がショートヘアを勧めてくれた。それまでショートという髪型をトライしたことがなかったので尻ごみしたが、「絶対に大丈夫だから!」と物凄い勢いで言われ、そのまま押されたかたちとなった。 最初はさすがに見慣れないことも手伝って、自分も周りの人間達も何となくしっくりとこなかったが、1週間もすればどうってことなくなった。この時ヘアースタイルなどは似合う似合わないということもあるが、見慣れているかいないか、ということも大きな要素であることだとわかった。特に背が低い私の場合はショートの方がバランスがいいかも知れない。
今は「時間かけずに金かけず」が私のヘアースタイルのモットーとなってしまったが、以前はやはり流行を追った。 覚えている範囲で最初のものは「聖子ちゃんカット」。松田聖子さんがアイドル時代だった時に青春時代を謳歌していた女性ならば恐らく1度はやったことのあるスタイルだと思う(笑)。今にしてみると少し重た〜い感じのヘアスタイルなのだが、当時はこぞっていかに聖子ちゃんカットに近づけるか!静かに闘志を燃やしていたものである。当時の写真を見るとそこには妙に頭のでかい私が笑っている…。
ストレートヘアが流行ったこともあった。板のような物に髪を薄く乗せてストレートにするのだが、その格好は笑える。おまけに板を何個も頭に付けるので、結構重たくて…待ち時間は辛いものがあった。しかし私のような少し固い髪質では綺麗なストレートがもつのはせいぜい1週間位なもので、後は湿気がある日などは膨らんだりしてしまって…中途半端なストレートヘアだったな。
時代はバブル。この時はワンレン・ボディコンの時代だった。浅野ゆうこさんや浅野温子さんが大ブレークしていた時であり、兎に角お二人がカッコイイので、特にOLは真似た。しかしあのワンレンロングというのは欠点をカバーすると言ったスタイルよりは、素材の美しさを主張すると言った感じのスタイルなので、やはり似合っていた人はほんの少数派だったと思う。特に私の場合は背も低いときているので、前述のお二人にはほど遠く…。当時の殆んど3等身でぱつぱつのボディコンのワンピースに太い脚をおしげもなく(?)曝け出して笑っている自分の写真を見ると…あの頃の自分が哀れで哀れで…。
メークも時代と共に流行を追った。今はマスカラには皆命をかけるが、あとは自然なメークという感じだ。 10代の後半だったか20代の前半くらいだったか…「キッスは目にして!」というコピーと共に赤いシャドーなるものが俄かに流行り出し、この頃の若い女性達は物凄いドギツイメークをしていたのだ。紫の口紅もあったな…。 多分に漏れず私もやっていた。私はどちらかと言えばはっきりとしたツラなので、その私が赤や青や紫やら…そんな色を面白がって顔全体に塗ったくっていたものだから…。当時の写真を見るとそれはもうデーモン小暮さんのようになっていた…。よくあんな顔をして堂々と街中を歩いていたものである…。若さとはある意味恥じ知らずの異名かも知れない(苦笑)。
さてさて勘違い野郎の私も今は○○歳。ある程度自分に似合うファッションというものが分ってきたつもりである。 しかし同僚から「アンタら、いつまでミニスカートはいて頑張ってんだよ」なんていうお言葉を頂戴するようでは今度は違った意味での勘違い野郎になりつつあるのかも知れない…。 でもミニスカートなんて…本当にたまに着るだけなのよ。たまには…いいじゃない…。
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