竜也語り

2004年10月13日(水) プレーオフ、悲喜こもごも

何だか本筋のペナントレースよりも、1リーグ制導入だとか選手会のストだとか、はたまたライバル心ムンムンのITのお二人さんの方に注目がいってしまった感がある今年のプロ野球。それでもセ・パ両リーグの優勝チームが決まった。まぁ私は今年も巨人がリーグ優勝出来なかったのでそれだけでルンルン気分だ。ただもし今年も阪神が優勝したら大阪へ旅行に行く予定を立てていたので、それだけはがっかりした…。

今年パリーグで導入された「プレーオフ」というもの。最初のうちは単純に面白い代物に思えたが、ここ何日かの間でその残酷さを垣間見ることになった。
なるほど確かに終盤のペナントレースの盛り下がりは避けられるが…それにしてもちょっと酷いんでない?王監督はきっと狐につままれたような感覚に陥っていることであろう(笑)。ちゃっかり逆転優勝を手に入れたチームは棚ボタ気分でそれこそ天にも昇るような気分であろうが…。ひょっとしたら幾ばくかの後ろめたさもあったりして(笑)。

年間を通してこつこつ勝利を積んできたチームが最後の数ゲームでそれをチャラにされてしまうのだ。一体この1年は何だったのか!?と普通の精神を持った人間であったら泣きたくなるぞ。こういう“鳶に油揚げをさらわれた”(?)という状況は私はどうも好きではない。恐らく自分が地味にコツコツと努力(?)を重ねていく方だからなのかも知れない。
油揚げをさらわれたのが王監督という事実がこれまた悲劇に拍車をかける。地味な人なのだ…こういう悲劇が絵になる人なのだ…。どうも人間というのは持って生まれた星というものが本当にあるようだ。もう1人の何をやっても派手な人の方は、きっとさらっていく側になること間違いない。

とは言っても、あらかじめ決定してしまっている制度なのだから、何を言っても始まらない。選手達もファンも気の毒だが納得するしかないのだ。
しかし「ペナントレースが最後まで盛り上がったし、パリーグの観客動員も増えて、めでたしめでたし」と単純に諸手を挙げて喜べる制度でもなさそうだ。もう少し考えて改訂していかないとね(苦笑)。

ところでこの制度…まさかそんなことはないと思うが、絶対にセリーグでは導入しないでくれぇ〜っ!こんなことをやった日にゃぁ、毎年巨人が優勝することになっちゃうよ!


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