2004年10月18日(月) |
マルちゃん「匠」CM |
またまた竜也くんのCM。今度はなんとカップラーメンのCMだ。全体的に“和”の雰囲気で、竜也くんもそれに合わせ白地の着物を着てあぐらをかいている。最初のアップはキリリッ。カッコイイ!そしてラーメンをズルズルッと。カップラーメンのCMにしてはお洒落(?)だと思った。
食べ物を食べる姿を見せるということは時にやっかいだ。特に二枚目と美人は。随分と前の話になるがワイドショーに催眠術師が出演したことがあった。今で言えばビジュアル系催眠術師とでも言うのだろうか。20代後半から30代前半の男性でわりとイケメンだった。 自分は超人間だと気取り、ミステリアスな雰囲気を前面に出し、服装も黒ずくめで所謂ステージ衣装だ。ワイドショーであるので様々なコーナーがある。珍しいサツマイモを紹介するコーナーになった。そのイモをスタジオの出演者が試食するのだが、こともあろうにその超人間催眠術師もそれを食べたのだ。イモを食べているその姿からこれまでのミステリアスな陰は消えただの近所の人となった…。先程までの演出はここで台無しになったわけで。この時、こういう人は人前でイモなんて食べたらいかん!と思ったものだ。
阿部寛さんがまだ20代の前半でバリバリの二枚目だった頃、お茶漬けのCMに出演していたことがある。当時は正統派の二枚目であったため、お茶漬けのCMであるにもかかわらず、肝心の阿部さんがお茶漬けを食べている顔は何かで隠されていた。露出している手と体の動きで、あぁお茶漬けを食べているんだなぁ・・と想像するに留まった。二枚目であったのでそのイメージを壊したくなかったのだろう。
二枚目俳優でも美人女優でも、特にそれが旬の時はたとえ演技でも食べる姿を見せない時がある。“食べる”という行為はそれだで人間の日常であるし、またその人物の本質を如実に表してしまう。 私は竜也くんにはそんな何処か別の世界にいる高嶺の二枚目俳優にはなって欲しくないな…。幻想的な美しい世界は舞台で十分見せてくれている。だからラーメンをズルズル啜っている竜也くんのCMはゆかいだ。いくら私でもあの姿を見て「ラーメン啜っている姿も美しいわ〜♪」とは言わない。だからゆかいなのだ。
タイトルから随分話がそれました…(汗)。
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